結論からいうと、AI議事録ツールは「人気があるサービス」ではなく、「自分の使い方に合うサービス」を選ぶことが大切です。
最近では、会議の音声を自動で文字起こしし、AIが要約やタスク整理まで行ってくれるサービスが増えています。
しかし、実際に比較してみると、文字起こしに強いもの、営業向けのもの、チームでの情報共有に向いているものなど、それぞれ得意分野が異なります。
そのため、「おすすめランキングで1位だったから」「料金が安かったから」という理由だけで選ぶと、導入後に「思っていた機能が足りなかった」と感じることも少なくありません。
この記事では、おすすめのAI議事録ツールを比較しながら、選び方や比較ポイントを分かりやすく解説します。
- AI議事録ツールとは何か、どこまで自動化できるのか
- 導入前に確認したい比較ポイントと選び方
- おすすめAI議事録ツール6サービスの特徴と違い
- 利用目的別におすすめのAI議事録ツール
- 議事録だけでなく情報整理まで考えた選び方
AI議事録ツールとは?
AI議事録ツールとは、会議中の音声をAIが自動で文字起こしし、その内容を要約・整理して議事録を作成できるサービスです。
これまで議事録は、会議中にメモを取り、終了後に内容を整理して共有するという手間がかかる作業でした。
AI議事録ツールを活用すれば、音声データから文字起こしを行い、重要なポイントや決定事項、タスクなどを自動で整理できるため、議事録作成にかかる時間を短縮しやすくなります。
最近では、議事録を作成するだけでなく、過去の会議内容を検索したり、AIチャットで質問したりできるサービスも登場しており、「会議の記録ツール」から「情報活用ツール」へと役割が広がっています。
AI議事録ツールでできること
サービスによって細かな違いはありますが、多くのAI議事録ツールでは次のような機能を利用できます。
- 会議音声の自動文字起こし
- AIによる議事録の自動要約
- 決定事項・ToDo・アクション項目の抽出
- 話者ごとの発言整理
- キーワード検索
- Zoom・Google Meet・Microsoft Teamsとの連携
- 議事録の共有や共同編集
- AIチャットによる内容の検索・質問
例えば、「前回の会議で価格改定について何を話したか」とAIに質問するだけで、関連する議事録を探せるサービスもあります。
会議のたびにファイルを探し回る必要がなくなるため、業務効率化にもつながります。
一方「会議終了後にどう活用できるか」はサービスごとの差が大きいため、比較するときはその点も確認しておきましょう。
AI議事録ツールでできないこと・導入前の注意点
便利なAI議事録ツールですが、すべてを自動で完璧に処理できるわけではありません。
例えば、専門用語が多い会議や複数人が同時に話す場面では、文字起こし結果を一部修正したほうがよい場合があります。
また、AI要約もサービスによって表現方法が異なるため、「どこまで整理してくれるか」には違いがあります。
さらに、日本語への対応状況や話者識別の精度、録音方法、保存期間、セキュリティなどもサービスごとに異なるため、自社の利用環境に合っているかを確認することが大切です。
特に法人利用では、機密情報を扱う会議も多いため、セキュリティポリシーやデータ管理体制も比較しておきましょう。
議事録をどのように活用したいのかも考えながら比較すると、自分に合うサービスを選びやすくなります。
AI議事録ツールの選び方
AI議事録ツールは、どれも「文字起こしができる」という点では共通しています。
しかし、実際に比較してみると、文字起こしの精度、AI要約の品質、情報共有のしやすさ、セキュリティなど、それぞれ強みが異なります。
そのため、「人気だから」「料金が安いから」といった理由だけで選ぶと、自分の使い方には合わず、十分に活用できないこともあります。
ここでは、導入前に確認しておきたい比較ポイントを紹介します。
比較するときは、機能の数ではなく「自分が毎日使う機能は何か」を考えることが大切です。多機能でも使わない機能が多ければ、コストに見合わない可能性があります。
文字起こし精度
最初に確認したいのが、文字起こしの精度です。
議事録の土台になるのは文字起こしなので、ここで誤認識が多いと、その後のAI要約や情報共有にも影響します。
最近のAI議事録ツールは精度が向上していますが、専門用語や業界用語、固有名詞が多い会議では差が出ることがあります。
また、次のような点も確認しておくと安心です。
- 話者を自動で識別できるか
- 句読点や改行が自然か
- 録音品質が低い場合でも認識しやすいか
- 専門用語の修正がしやすいか
無料プランやトライアル期間があるサービスなら、実際の会議データで試してみるのがおすすめです。
AI要約の分かりやすさ
文字起こしだけでなく、AIがどこまで内容を整理してくれるかも重要です。
サービスによっては、議事録全体を短くまとめるだけでなく、決定事項やToDo、担当者ごとのタスクまで整理できるものもあります。
また、要約の形式にも違いがあります。
- 箇条書きで整理するタイプ
- 文章としてまとめるタイプ
- 議題ごとに整理するタイプ
- アクション項目を自動抽出するタイプ
チーム全体で利用する場合は、誰が読んでも分かりやすい要約になっているかも確認したいポイントです。
Zoom・Google Meet・Microsoft Teamsとの連携
普段利用しているWeb会議ツールとの連携も重要です。
ZoomやGoogle Meet、Microsoft Teamsに対応していれば、会議開始と同時に録音・文字起こしを開始できるサービスもあります。
一方で、録画ファイルをアップロードして利用するタイプもあるため、運用方法は事前に確認しておきましょう。
毎日オンライン会議を行う場合は、この違いが使いやすさに大きく影響します。
編集部の考察
Web会議が多い企業では、連携機能の充実度が導入後の満足度につながりやすくなります。
操作が一つ増えるだけでも、毎日の積み重ねでは意外と負担になるためです。
日本語対応・多言語対応
日本国内で利用する場合は、日本語対応も確認しておきたいポイントです。
海外製サービスの中には日本語に対応していても、要約機能や画面表示は英語が中心というケースもあります。
また、日本語の認識精度や話者識別の品質もサービスによって異なります。
海外との会議が多い場合は、多言語対応や翻訳機能も比較すると選びやすくなります。
料金・無料プラン
AI議事録ツールは無料から始められるものも多くあります。
ただし、無料プランでは利用時間や保存件数、AI要約の回数などに制限があることが一般的です。
料金を比較するときは、月額料金だけではなく、次の点も確認しておきましょう。
- 利用人数で料金が変わるか
- AI要約に制限があるか
- ストレージ容量
- 録音時間の上限
- 将来的にチーム利用へ拡張できるか
現在だけでなく、利用人数が増えた場合も想定しておくと、あとからプラン変更する手間を減らせます。
情報整理・ナレッジ管理機能
最近のAI議事録ツールは、「議事録を作るだけ」ではなく、「情報を活用すること」まで重視するサービスが増えています。
例えば、過去の議事録をAIで検索したり、PDFやWebページなどの資料と一緒に管理したりできるサービスもあります。
議事録は一度作成して終わりではなく、あとから確認したり、社内で共有したりする機会も少なくありません。
そのため、長期的に活用するなら、ナレッジ管理機能も比較しておく価値があります。
編集部メモ
会議が多い企業ほど、「どこに保存したか分からない」という課題が起こりがちです。検索性や情報整理機能は、日々の業務効率にも影響するポイントといえるでしょう。
法人利用ならセキュリティも確認する
企業で利用する場合は、セキュリティ面も欠かせません。
議事録には経営情報や顧客情報など、機密性の高い内容が含まれることがあります。
そのため、次のような項目も確認しておきましょう。
- データの暗号化
- アクセス権限の管理
- 管理者向け機能
- データ保存場所
- 各種認証・セキュリティポリシー
特に法人向けプランでは、一般向けプランよりも管理機能が充実している場合があります。
編集部の考察
AI議事録ツールは長く利用するサービスだからこそ、「今使いやすいか」だけではなく、「将来も安心して運用できるか」という視点も大切です。
チーム利用や情報共有まで考えると、料金だけでなく運用面も比較しておくと後悔しにくくなります。
迷ったら「議事録を作った後」を想像して選ぶ
どのサービスにも魅力がありますが、迷った場合は議事録を作成した後に何をしたいかを基準にすると選びやすくなります。
- 会議内容を素早く共有したい
- 営業メンバーで商談内容を確認したい
- 社内ナレッジとして蓄積したい
- 資料やPDFも一緒に管理したい
このように利用シーンを具体的に考えることで、本当に必要な機能が見えてきます。
次の章では、各AI議事録ツールの特徴やメリット、向いている人を比較しながら紹介します。
おすすめAI議事録ツール比較一覧
ここまで、AI議事録ツールを選ぶ際に確認したいポイントを紹介しました。
続いて、主要なAI議事録ツールを一覧で比較してみましょう。
なお、この比較は「どれが一番優れているか」を決めるものではありません。
AI議事録ツールは、それぞれ得意分野が異なるため、自分の利用目的に合うサービスを見つけることが重要です。
おすすめAI議事録ツール比較表
| サービス | 向いている用途 | AI要約 | 日本語対応 | Zoom・Meet・Teams | 情報整理 | 無料プラン |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Notta Brain | 議事録+情報整理 | 〇 | 〇 | 〇 | ◎ | 〇 |
| Fireflies.ai | 営業・チーム利用 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| Otter.ai | 英語会議 | 〇 | △ | 〇 | △ | 〇 |
| Fathom AI | 営業商談 | 〇 | △ | 〇 | △ | 〇 |
| tl;dv | 録画共有 | 〇 | 〇 | 〇 | △ | 〇 |
| Read AI | 会議分析・チーム利用 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
比較表で特に見るべきポイント
比較表には多くの項目がありますが、すべてを同じように見る必要はありません。
まずは、自分が重視するポイントを決めることが大切です。
例えば、次のように考えると候補を絞り込みやすくなります。
- 会議内容を素早くまとめたい → AI要約
- オンライン会議が多い → Web会議ツールとの連携
- 社内で共有したい → チーム利用・共有機能
- あとから検索したい → 情報整理・ナレッジ管理
- まず試してみたい → 無料プラン
このように、自分の利用目的に近い項目から比較すると、サービス選びで迷いにくくなります。
編集部メモ
比較表は「答え」ではなく「候補を絞るための地図」です。ここで1つに決める必要はなく、「気になるサービスを見つけること」が目的だと考えると選びやすくなります。
各サービスの強みを一言で比較すると
細かな機能を比較する前に、それぞれのサービスの特徴を一言で整理すると次のようになります。
- Notta Brain:議事録だけでなく情報整理まで行いたい人向け
- Fireflies.ai:営業チームや企業で共有しながら利用したい人向け
- Otter.ai:英語中心の会議や海外とのコミュニケーション向け
- Fathom AI:営業商談やZoom会議を効率化したい人向け
- tl;dv:録画共有や振り返りを重視する人向け
- Read AI:会議分析やチーム全体の生産性向上を重視する人向け
この段階では、「自分に近そうなサービス」を見つけるだけでも十分です。
次の章で、それぞれの特徴やメリット、注意点を詳しく紹介します。
迷ったら「将来の使い方」も考えて比較する
AI議事録ツールは、一度導入すると継続的に利用するケースが多いサービスです。
そのため、現在の使い方だけでなく、半年後や1年後も想定して比較しておくことをおすすめします。
例えば、現在は一人で利用していても、将来的にチーム全体へ展開する可能性があるなら、共有機能や管理機能が充実しているサービスのほうが運用しやすいかもしれません。
また、議事録だけでなく社内資料やPDFなどもAIで検索・活用したい場合は、情報整理機能も比較ポイントになります。
編集部の考察
最近はAI議事録ツール単体というより、「AIワークスペース」のような方向へ進化しているサービスも増えています。
議事録を作ることだけでなく、情報資産として活用したい企業やチームでは、この違いが導入後の満足度につながることも少なくありません。
ここまでで候補が絞れてきたら、次は各サービスの特徴や向いている人を詳しく見ていきましょう。
おすすめAI議事録ツール6選
ここからは、おすすめのAI議事録ツールを6つ紹介します。
どのサービスにも強みがあり、「一番おすすめ」というよりも利用シーンとの相性で選ぶことが重要です。
比較表では分かりにくい特徴や、どのような人に向いているのかを詳しく見ていきましょう。
Notta Brain|議事録だけでなく情報整理まで一元化したい人におすすめ
Notta Brainは、AI議事録の作成だけでなく、日々蓄積される情報をまとめて管理・活用できる点が特徴です。
会議の議事録だけではなく、PDFやWebページ、動画、社内資料などもAIが整理し、必要な情報を横断的に検索できます。
「議事録を作ること」よりも、「会議で得た情報を今後の業務に活かすこと」を重視したい方に向いているサービスです。
主なメリット
- AI議事録と情報整理を一つのサービスで行える
- PDF・Webページ・動画など複数の情報をまとめて管理できる
- AIチャットで過去の情報を検索しやすい
- 日本語でも利用しやすい
- 会議後の情報活用まで考えた設計になっている
注意したいポイント
- 議事録専用ツールというより、情報管理まで含めたAIワークスペースという位置付け
- 活用範囲が広いため、最初は機能を少しずつ覚えていくと使いやすい
このような人に向いています
- 議事録だけでなく社内ナレッジも蓄積したい人
- 資料やPDFもAIでまとめて管理したい人
- 情報検索にかかる時間を減らしたい企業
- AIを業務全体に活用したい人
Notta Brainについて機能や料金、実際の使い勝手をもっと詳しく知りたい方は、レビュー記事で詳しく紹介しています。
編集部メモ
最近はAI議事録ツールだけでなく、「情報整理AI」として活用できるサービスも増えています。
会議の回数が多い企業ほど、あとから情報を探す時間も増えるため、検索性まで考えて選ぶ価値はあるでしょう。
Fireflies.ai|営業チームや社内共有を重視する企業におすすめ
Fireflies.aiは、オンライン会議の録音・文字起こし・AI要約を自動化できる代表的なサービスです。
ZoomやGoogle Meet、Microsoft Teamsとの連携に対応しており、営業チームやプロジェクトチームなど、多人数での利用を想定した機能が充実しています。
主なメリット
- 主要なWeb会議ツールと連携できる
- AI要約や会議メモを共有しやすい
- 検索機能も充実している
- 営業チームとの相性が良い
注意したいポイント
- 利用する機能によっては有料プランが必要
- 日本語中心で利用する場合は、事前に精度を確認すると安心
このような人に向いています
- 営業チーム
- プロジェクト管理を行う企業
- Web会議が多い組織
Notta BrainとFireflies.aiの機能や向いている人の違いは、「Notta BrainとFireflies.aiの比較記事」で詳しく解説しています。
Otter.ai|英語での会議や海外チームとの連携におすすめ
Otter.aiは、海外で広く利用されているAI文字起こしサービスです。
英語での会議やインタビューなどとの相性がよく、海外企業やグローバルチームで活用されています。
主なメリット
- 英語の文字起こしに強みがある
- AI要約や検索機能も利用できる
- 海外サービスとの連携が豊富
注意したいポイント
- 日本語利用が中心の場合は他サービスとの比較がおすすめ
- 画面やサポートは英語中心となる場合がある
このような人に向いています
- 英語会議が多い人
- 海外企業との打ち合わせが多い人
- グローバルチーム
Notta BrainとOtter.aiの特徴やおすすめな人の違いは、「Notta BrainとOtter.aiの比較記事」で詳しく解説しています。
Fathom AI|営業商談を効率化したい人におすすめ
Fathom AIは、営業商談やオンラインミーティングの記録・要約に強みを持つサービスです。
商談後すぐに要点を共有しやすく、営業活動の効率化をサポートします。
主なメリット
- 営業商談との相性が良い
- AI要約を素早く共有できる
- Zoom利用者にも使いやすい
注意したいポイント
- 日本語対応状況は事前に確認したい
- 情報管理機能は限定的
このような人に向いています
- 営業担当者
- 商談が多い企業
- Zoom中心で業務を行う人
Notta BrainとFathom AIそれぞれの強みは、「Notta BrainとFathom AIの違い」で詳しく解説しています。
tl;dv|録画をあとから見返したい人におすすめ
tl;dvは、会議の録画とAI要約を組み合わせて活用したい人に向いています。
重要なシーンをチームで共有しやすく、教育や情報共有にも活用できます。
主なメリット
- 録画データを共有しやすい
- 重要シーンを確認しやすい
- Web会議との連携が充実している
注意したいポイント
- ナレッジ管理機能は限定的
- 高度な機能は有料プランが中心
このような人に向いています
- 社内教育にも活用したい企業
- 録画をあとから見返すことが多い人
- オンライン研修を行うチーム
Read AI|会議分析やチーム全体の改善にも活用したい人におすすめ
Read AIは、議事録作成だけでなく、会議全体を分析し、コミュニケーションの改善にも役立つサービスです。
会議の参加状況や発言バランスなども可視化できるため、チーム全体の生産性向上を目指す企業にも利用されています。
主なメリット
- AI要約と会議分析をまとめて利用できる
- チーム利用に適している
- 主要なWeb会議ツールと連携できる
注意したいポイント
- 分析機能が多いため、最初は少し慣れが必要
- 利用する機能によって料金体系が変わる
このような人に向いています
- 会議の質も改善したい企業
- チーム全体の生産性を高めたい人
- AI分析機能も活用したい法人
今回紹介した6つのサービスは、それぞれ強みが異なり、最後にまとめると以下のようになります。
どれを選ぶか迷った場合は、次の「利用目的別おすすめ」を参考にすると、自分に合ったサービスを見つけやすくなります。
また、無料プランや無料トライアルがあるサービスは、実際の会議で試してみるのもおすすめです。
利用目的別おすすめ
ここまで各サービスの特徴を紹介してきましたが、「自分にはどれが合っているのか、まだ決めきれない」という方もいるかもしれません。
AI議事録ツールは、機能の多さではなく「どのような場面で使うか」によって最適な選択肢が変わります。
ここでは、利用シーンごとにおすすめの選び方を紹介します。
実際には、複数のサービスで迷う方がほとんどです。
無理に1つへ絞ろうとせず、「自分が重視するポイント」を基準に候補を2〜3つ残して比較すると、納得して選びやすくなります。
初めてAI議事録ツールを導入する人
初めて導入する場合は、多機能かどうかよりも「迷わず使い始められるか」を重視するのがおすすめです。
無料プランや無料トライアルが用意されているサービスであれば、実際の会議で使いながら操作感や文字起こし精度を確認できます。
また、日本語で利用しやすいことや、画面が分かりやすいことも継続利用しやすさにつながります。
おすすめの候補
- Notta Brain
- Fireflies.ai
- Read AI
こんな人に向いています
- 初めてAI議事録ツールを使う
- まずは無料で試したい
- 操作が分かりやすいサービスを選びたい
個人利用が中心の人
一人で利用する場合は、料金と使いやすさのバランスが重要です。
会議内容を記録したり、あとから振り返ったりする程度であれば、無料プランでも十分活用できるケースがあります。
一方で、資料やメモもまとめて管理したい場合は、情報整理機能まで備えたサービスのほうが長期的には便利です。
おすすめの候補
- Notta Brain
- Read AI
- Otter.ai(英語利用が多い場合)
選ぶときのポイント
- 料金が継続しやすいか
- 無料プランの制限
- 検索や情報整理のしやすさ
法人・チーム利用したい人
チーム全体で利用する場合は、議事録を共有しやすいことに加え、管理機能やセキュリティも重要になります。
担当者だけが議事録を持っている状態ではなく、チーム全体で必要な情報を共有できる環境を整えることで、会議の活用度も高まります。
おすすめの候補
- Fireflies.ai
- Read AI
- Notta Brain
比較しておきたいポイント
- アクセス権限の管理
- 共有機能
- 管理者機能
- セキュリティ
- 利用人数ごとの料金
営業・商談が多い人
営業担当者は、商談内容をすぐに共有したり、過去のやり取りを振り返ったりする機会が多くあります。
AI要約や決定事項の抽出が充実しているサービスなら、報告書の作成や情報共有にかかる時間も短縮しやすくなります。
おすすめの候補
- Fathom AI
- Fireflies.ai
- Read AI
営業担当者が確認したいポイント
- 商談内容を素早く共有できるか
- AI要約の分かりやすさ
- CRMなど外部ツールとの連携
Zoom・Google Meetをよく利用する人
オンライン会議が中心なら、Web会議ツールとの連携機能は特に重要です。
会議開始と同時に録音・文字起こしが始まるサービスであれば、毎回の操作を減らし、記録漏れも防ぎやすくなります。
おすすめの候補
- Fireflies.ai
- tl;dv
- Fathom AI
- Read AI
利用している会議システムとの対応状況は、導入前に最新情報を確認しておくと安心です。
議事録だけでなく情報整理まで行いたい人
「会議が終わったあと、あの資料はどこだっただろう」「以前の打ち合わせ内容も一緒に確認したい」と感じることが多い方は、情報整理機能にも注目してみましょう。
最近は、議事録だけでなく、PDFやWebページ、動画、社内ドキュメントなどもまとめて管理し、AIチャットで横断検索できるサービスが増えています。
このような使い方を考えている場合は、Notta Brainのように情報管理まで視野に入れたサービスが候補になります。
おすすめの候補
- Notta Brain
特に向いている人
- 社内ナレッジを蓄積したい
- 会議だけでなく資料もAIで管理したい
- 情報検索にかかる時間を減らしたい
- AIを業務全体へ活用したい
編集部の考察
AI議事録ツールを選ぶ際、「議事録が作れるか」という視点だけで比較すると、多くのサービスが似て見えてしまいます。
一方「作成した議事録をどう活用するか」という視点まで広げると、それぞれの違いが見えやすくなります。
会議の回数が多い企業や、社内に情報が分散しやすい環境では、この違いが導入後の満足度につながることも少なくありません。
もし、議事録だけでなく情報整理やAI検索まで含めて検討したい場合は、Notta Brainのレビュー記事も参考にしてみてください。
実際の機能や料金、メリット・デメリット、どのような使い方に向いているのかを詳しく紹介していますので、自分に合うかどうか判断しやすくなるはずです。
AI議事録ツールについてよくある質問
最後に、AI議事録ツールを検討している方からよくある質問をまとめました。
導入前の疑問を解消する参考としてご覧ください。
Q1:AI議事録ツールは無料で使えますか?
はい、多くのAI議事録ツールでは無料プランや無料トライアルが用意されています。
ただし、無料プランでは利用時間や文字起こし回数、保存件数、AI要約の利用回数などに制限があることが一般的です。
まずは無料プランで実際の使い勝手を確認し、継続的に利用する場合に有料プランを検討すると、自分に合うサービスか判断しやすくなります。
Q2:Zoom以外のWeb会議ツールにも対応していますか?
多くのサービスは、ZoomだけでなくGoogle MeetやMicrosoft Teamsにも対応しています。
ただし、対応方法には違いがあります。
- 会議へ自動参加するタイプ
- 録画データをアップロードするタイプ
- リアルタイム文字起こしに対応するタイプ
日頃利用している会議ツールとの連携方法を事前に確認しておくと、導入後もスムーズに利用できます。
Q3:日本語でも問題なく利用できますか?
日本語対応のAI議事録ツールは年々増えています。
ただし、日本語への対応状況や文字起こし精度、AI要約の自然さはサービスによって異なります。
海外製サービスでは、日本語には対応していても、画面表示やサポートが英語中心の場合もあります。
日本語で利用することが多い方は、日本語対応を重視したサービスを比較すると選びやすくなるでしょう。
Q4:AI議事録の精度はどれくらいですか?
近年のAI議事録ツールは高い精度で文字起こしできるものが増えています。
一方で、専門用語が多い会議や、複数人が同時に話す場面では、一部修正が必要になることもあります。
また、マイクの性能や通信環境なども文字起こし精度に影響します。
重要な会議では、AIが作成した議事録を最終確認する運用がおすすめです。
Q5:法人利用でも安心ですか?
法人向けプランを提供しているサービスでは、アクセス権限や暗号化、管理者機能など、企業向けのセキュリティ機能を備えているものがあります。
ただし、対応内容はサービスによって異なるため、導入前には最新のセキュリティ情報や利用規約を確認しておきましょう。
特に機密情報を扱う会議が多い企業では、データ管理方法や保存場所も比較しておくと安心です。
Q6:AI議事録ツールと生成AIは何が違いますか?
AI議事録ツールは、会議の録音・文字起こし・要約を中心としたサービスです。
一方、生成AIは文章作成や質問応答、情報整理など幅広い用途に利用できます。
最近では、AI議事録機能と生成AIを組み合わせたサービスも増えており、議事録の作成だけでなく、過去の会議内容をAIに質問したり、資料とあわせて活用したりできるものもあります。


以前は「文字起こしできれば十分」というツールが主流でしたが、最近は会議後の情報活用までサポートするサービスが増えています。
今後も継続して利用することを考えると、「記録する機能」と「活用する機能」の両方を比較することが重要です。